(1)、(2)を読んでからどうぞ。
一口にセミナーと言っても、どんなものかわからないと思う。
特に行くこと自体に害があるものではなく、例えば商品をPRされるようなものではない。
例えば店舗オーナーBの「コミュニケーションセミナー」は、だいたい以下のような内容だったと思う。
①まずは自分語り
自分はコミュニケーションが昔とても苦手で、ある師に会ってからそれがガラリと変わった
②コミュニケーションに関するレクリエーション
とりあえず周りの人とハイタッチしまくる
初めて会う隣の人を褒めまくる
今日あった、素晴らしかったことを10個以上話す
即興の歌をみんなでハモって歌う
・・・・エトセトラエトセトラ。
③総括をBが話す
コミュニケーション大事!
どんどん輪を広げていこう!みたいなしめくくり。
これで2時間くらいかな。参加料1000円。
だいたい平日の夜とかに、東京のセミナールームみたいなとこを借りてやってた。
②のレクリエーションはそれなりに面白くて、僕はこれがきっかけで輪を広げる機会って必要だなと思って地元の地区会(今回のマルチの会合とは全く関係ない)みたいなのに自分から参加するようになったくらい。
ちなみにBは講師の役目しかやってなくて、集金とか場所の整備は全部その弟子たちがやってた。
セミナーが終わった後Bの前には行列ができて、質問とか感想とかを言って帰るのが定常化しているようだった。
ほかにもキャッシュフローゲームには、僕も何回か参加した。
金持ち父さん貧乏父さんっていうこれもマルチ大人気の本があって、それが監修しているボードゲームをみんなでやる、っていう会。
ちょこっとだけ説明すると、所謂モノポリーの一種で、サイコロを転がしてマスをすすむ。
はじめに自分の職業カードが決められて、収入額と消費額が書いてあり、まず「ラットレース」と呼ばれる丸いところをぐるぐる回る。
ラットレースは僕ら一般庶民が今いる、毎月給料をもらって、いろんなものに使って、っていう世界のこと。
ここを抜け出すのがまずひとつめの関門。
購入した不動産やなんかの不労所得が消費額を超えると、ラットレースを抜け、「ファーストトラック」という外側の世界に行ける。
ゴールはそこで、はじめに設定した「夢をかなえる」か、ファーストトラックに抜け出た時から「不労所得が+500000ドルになる」か、どちらかを達成すると、終了となる。
これは僕が行っていたセミナーの独自ルールだったと思うけれど、結構な頻度で叫ばないといけないタイミングがあって、それはそれでわりと楽しい経験だった。
続きは(4)へ。次で終わるはず。
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