僕は趣味でとある社会人スポーツをやっていて。
終わった後の飲み会も含めて楽しくやらせてもらっている。
その飲み会で、50代だけど僕よりよっぽど動けてるわー、って思うようなおっさんがいて、その人に言われたのが、「人生であと何回、ここに来れるかわかんないんだよ」って。
その人は「自分は年だしそろそろ引退かもなぁ。年をとるのはあっという間だぞ」くらいの意味で言ったのだけど、その一言から、みんなで、「結婚して子供が生まれたらスポーツとか思いっきりできなくなるのかな」とか、「明日死んだら今日のこれが最後か」って話まで発展したのね。
何事もそうなんだけど、そうやって考えると、この一回って思いのほか重い。
今、週に1回そのスポーツができてるとして、あと2年で結婚して子供がうまれてできなくなるとしたら、あと100回できるかどうか。
あと100万回やったってそのおっさんには追いつけないよーって思ってるけど、実際には100回くらいしかないかもしれないって、ちょっと恐怖である。
え、今日のぐだった1回も、サボっていかなかった1回も、そうやって考えると100分の1回分を着実に消費しているのか、と。
そういうのっていろいろあって。
例えば人生80年×365日×3食食べたとすると、人生の食事回数は87600回。
その1食は、人生の9万分の1の価値があるか。
現在30歳で、親が30コ上だったとして、人生80年、一人暮らしで親に会うのは年間5日とすると、あと親に会える日数は100日。丸3か月くらい。
3か月なんてすぐだよ。この間2016年明けたばっかだけど、もう3か月たとうとしてるくらいだからね。
30歳で80まで生きるとしても満開の桜を見るのはあと50回。
1年に2か国海外旅行ができたとしても、30から回れる国数は100か国。ちなみに今世界には200か国くらいある。
1日1冊本を読めたとしても読める冊数は2万冊くらい。kindleには40万冊入っているそうなので、30以降の人生で読み切るには1日20冊ペース・・・でもまだ足りないよね。毎年増えるし。
人間が出会う人数も同じで、1日1人新しく友達になれたとしても、30から80まででやっと死ぬまでに2万人。
日本人1億3千万と、とりあえず全員と出会いたいなら生まれてから人生80年寝ずにみっちり人と会いまくっても一人当たり20秒。
もう一度言う。20秒。
今朝満員電車で隣にいたおっさんのようがよっぽど同じ空間を共有してるわ。
っていう思考にふける深夜2時も、永遠に続くわけじゃないわけで。
その1回を大切に。
Sponsored Link