人にはそれぞれ琴線というものがあって、それはいい意味でも悪い意味でも存在するわけだけれど。
今回はわりかし悪い意味で僕の琴線に触れたツイートがあったのでそんな話。
これね。
電車内で、同僚っぽい男女が。
— はりけ~んず 前田 登 (@noborukaze) 2016年5月12日
男「俺、超アニメ好きだからさ、酔っ払ったら超熱くアニメの事語ってみんな引かしちゃうだよね。」
女「へぇ~じゃあ、まどか★マギカとか知ってるんだ?」
男「それは知らない。」
あまりの衝撃に非常停止ボタン押しかけた。
いやもうまどマギの話をしはじめちゃう時点でいろんな人の地雷まっしぐらだよ。
これはまずいやつ。
まぁ何にどう衝撃を受けたのか140字以内に書いてあるわけではないから、単純な想像にはなるけどね。
つまりは「まどマギ知らないのに「超アニメ好き」語ってる奴がいた!」って風に読めるよね。
ぜひそれ以外の優しい解釈があったら教えてほしい。
女性がまどマギの名前知ってることに驚いたとか?(貧相な想像力)
・・・なんでもそうだけどさ、オタクって意味広いんだよ。
ましてやこの男のほう「オタク」という言葉すら使ってないからね。
「超アニメ好き」って言っただけだからね。
アニメ好きの裾野なんてもうどんだけ広いか。
僕もアニメ好きのライトオタを自称しているけれど、まどマギ知らんよさすがにね。
主人公の名前も知らんしキャラデザも怪しいよ。つぶれ饅頭だったっけ?(ほらまたこうやって地雷を・・・)
知り合いにとんでもないこち亀マニアがいるけど、彼はこち亀についてはものすごい人数の登場人物フルネームと特徴言えるけどほかのアニメはからきしだし。
僕から見たら彼も立派なアニオタ。 とかね。
数十年前ならあったのかもしれないけどさ、いまどき「アニメ好きならこれ知ってるはず!」、なんていう作品は逆にないんだって。
僕の大好きなコナンだって、知らん人は知らんよ。わかってるよ。
ワンピだってスラダンだってドラえもんだって、「国民的アニメ」だとは思うけど、誰でも知ってると思っちゃいけないなって思う。
ちょっと話は広がるけど、世の中にはさ、SMAPを知らない日本人だって、マイケルジャクソンを知らないアメリカ人だっているんだよ。
自分の好きなものが知られていないのは悲しいかもしれないけれど、「知っているはずなのに知らない」っていうのは、ただの押し付けであって、軽蔑するようなことではなくて。
その人の人生に、一度も関わらなかったものがあるっていうのは、これだけ多様化した世界ではむしろ当たり前のことなのかな、とか。
新しい出会いとして教えてあげたり、おすすめするんだったら、とてもいいことだとは思う。
僕にはこのツイートはただの「価値観の押し付け」とか「軽蔑」に見えたかな。
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