ダウンチャイム、という言葉をご存じだろうか。
SEにとってはあんまり聞きたくはない音。あんまりじゃない絶対。
一応分類としては、デパートで雨の時に流れる曲とかと意味は同じ。
・・・何を言っているかというと。
デパートって雨降ったときそれ用のラッピングとかしてくれるでしょ?防水仕様的な。
でもデパートの中にずっといる店員さんが、今雨が降ってきたわ、とかって、どうやってわかるのか。
それはこういう曲が流れるから。(まぁこれもデパートの店員さんが気づいて流してはいるんだけどね)
有名な「雨にぬれても」という曲。
デパートの店員さん同士の間では覚えておくべき音なんだけど、カスタマーにとっては、「ああ音楽流れてるな」程度だよね。
で、これのSEバージョンというのが存在する。
もちろん雨が降ったときのレインチャイム(という言葉はたぶんない)ではなく、システムが落ちたときの「ダウンチャイム」。
まぁ筆頭は銀行さんだろうね。
銀行のメインシステムが落っこちた時、一般のお客様がいる前で「システム落ちました!」ってアナウンスするわけにいかない、でもアナウンスはしないとシステム部門に支店からバンバン問い合わせが来てしまう。
ただでさえシステムおちててんやわんやなときに、支店ひとつひとつの問い合わせに対応してらんない。
とりあえず落ちたことはやんわり伝えつつ、トップダウンの連絡を待ってもらうための手段がこの「ダウンチャイム」という方法ってわけ。
たいていシステム監視している部屋のわりとわかりやすいところにダウンチャイムを鳴らすボタンがあって、ぽちっと押すと全支店にわりと軽快な音楽が鳴るように設定されております。
イメージ的には学校のチャイムとか、電車のホームの発車音楽に近いかな。
たまにダウンチャイム鳴らす訓練やるからね。もちろん銀行営業時間外の15時以降に。
まぁ本当に鳴ってるのも聞いたことあるけれど。。。
というわけで、銀行でなんとも軽快なチャイムが突然なりだして、カウンター内とかがざわつき始めたらおそらくシステムトラブルです。
遭遇したら諦めましょう。
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