僕も、中学受験組。
僕は高校受験や大学受験を知らないから、ほかの受験と同じかもしれないし、わからないんだけど。
中学受験は、だいたい2月の1日、2日くらいで第一希望があって、合格発表があって、どんどんみんな合格していって、2月5日まで受験をしている子っていうのは、もう、第4とか、第5希望で、決まっていなかったりする。
ちょっと就活と似てるよね。
合格した子から、離脱していく。
あの時は、なんで勉強しているのか、なんでみんなと違う学校を受験しなければいけないのか、わかっていなかった。
ただ、褒められるのがうれしいとか、そういうモチベーションでやっていた気がする。
将来のためとかはよくわからなくて、わからないまま親の思惑に従って学校を選んで、受験して、僕は、失敗した。
結果だけ見ると、第2希望には合格した。第1は落ちたけれど、第3希望にも受かった。
でも、今考えるとどう考えても、第1も第2も第3も、どう考えても、僕に合う学校ではなかった。
無駄な学費を払って、無駄な中高6年間を過ごして、僕は高校の後半と、大学まるまる4年分の、記憶を失った。
子供の将来なんて、何が正解なのか、親にとってもわかっていないんだってこと、理解したのは、だいぶ後になってからだった。
もしかしたら、公立の中学に行っていたとしても、僕の人生が良くなることはなかったかもしれない。
今、仕事が楽しいとか、思うことも、なかったかもしれない。
記憶の欠落も含めて、そのへんの因果関係はいまだに自分でも謎なんだけど、なにより思うのは、中学受験の合否が、人生の幸不幸とは、比例しないことだけは、自分の人生をもって、証明していると思っている。
きっと、中学受験だけじゃなくて、その前後のあらゆる受験も、就活も、そうなんだろうけど。
不合格だったからって、この世の終わりのようなことを本人も、そしてその周り(特に親)も、思う必要はないし、ただただ人生の単なる結果として、受け止めればいいと思う。
この時期の中学受験、毎年たった11歳、12歳で、みんなよくがんばっていると思う。
おつかれさま。
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