日々、迷走

雑記。日々のこと、たべもの、音楽、海外、IT、ドラマ、アニメ、映画、等々。月憑きの名前でTwitterやってます。@moon_tuki

れもーん

もう発売日からだいぶ経ってしまったけれど、未だに毎日聞いてる、米津玄師さん「lemon」。
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めっちゃいい。
主題歌になってたドラマ「アンナチュラル」も良かったんだけど、単体でループ再生するようになって、より曲の良さが自分の中で再認識できるようになってきたというか。
浸れる曲だなと思う。

一応死んでしまった恋人へ、というのが曲の主旨ではあるのだけれど、米津さん自身の経験や思いを紡いでいると言うよりは、どこか第三者目線な曲だなと。
これは米津さんのほかの曲でもよく思うことではあるのだけれど、なんというか、歌詞や歌い方が、悪くいうと他人事な、俯瞰した、ある意味諦めたような感じがわりといつもする。
「その人自身が見えてこない」なんて言うとすごく表現者として悪いことのように聞こえるけれど、それが米津さんの持ち味だと思うし、普遍的な共感を得やすいのかな、とか。

初めハチくんを見ていた時は、まさかこんなに世間一般に流行るとは思っていなかったし、(僕を含め)ファンたちはいつまでもマイノリティのままだと思っていた。
いつのまにか米津玄師というアーティストとして、JPOPのドメジャーの位置まで世間の方が動いてきて、いつまでもあのニコニコの雰囲気を引きづっている僕達だけが取り残されたような、不思議な感じである。

正直ね、lemonの曲自体は、実際恋人が死んだ立場から見ると、「少し違う」。
これは個々人の感じ方にも大いによるだろうから、僕の感じ方を押し付けたいわけではないけれど、これはこの、ある意味フィクションのドラマ的な世界観で浸れるからこそ、これだけ大衆的にヒットする、「良い曲」なんだとも思う。



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