日々、迷走

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日本の人口が減るとお菓子が減ると思うから寂しい

海外旅行をしていて、日本って特殊だなぁと思うことの一つに、スーパーの商品がある。
特にお菓子の棚とか、調味料の棚とか。
日本のスーパーって、日本語でパッケージが書かれた日本製の商品がズラーっと並んでいる。
ポテトチップスとか、カルビー湖池屋が張り合ってて、あとあってもプリングルスチップスターくらい。チップスターヤマザキビスケットだからやっぱり日本の会社だし。
プリングルスだってアメリカのケロッグとはいえ、パッケージは完全に日本仕様で、味も「うすしお」とかがあったりする。関係ないけど「プリングルスうすしおって逆に何?」って思った笑

で、一方海外に行くと、ヨーロッパでもアジアでも「その国のもの」が輸入品と同列で並んでいることが多いと思う。
旅行をするとお土産お菓子が「本当にその国のものか」を探すのに苦労したりする。(特に言葉を国同士で共有している場合。ちなみにこれは「バーコードを調べる」ことで解決する。)
イメージ的にはほとんどのスーパーがKALDIみたいな。
日本のものもあるけど、よく分からない国の言葉でパッケージが書いてあって、成分表示だけ上から日本語のシールがぺたっと貼ってあるような。
これは化粧品だけどイメージ的にはこんな感じ。
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パッケージには製造元の国の言葉で印刷されてて、上からシールが貼ってあるのね。
これをパッケージから印刷し直したやつを作るのか、シールを貼るのかって中身が同じでもコストが全然違うわけです。日本語パッケージなんて日本でしか売れないし。

きっとこういうところから徐々に少子化、国民減衰の兆しが出てくるんだろうなぁって思う。
いや、本当はもっと見えてないところからなんだろうけど、目に見えてくるのはたぶんそういうとこから。
日本の消費が減って、日本語パッケージを印刷するコストをカバーできるほど売れなくなる。または、日本の人口減少で作る人自体がいなくなる。
スーパーの品数(種類)を維持するために、輸入品に頼らざるを得なくなる、そうすると文化が変わってくる。
家庭のおやつに出てくるのが、カルビーのポテトチップスではなくてLay'sになるかもしれない。
子供が喜ぶのがコアラのマーチたべっ子どうぶつではなくてハリボーになるかもしれない。
きのこたけのこ戦争は両軍全滅し、m&m'sがチョコレート界を統治するかもしれない。

きっと全部が一気に無くなるわけじゃないけど、「生産中止」が増えて、新作商品が減っていくことで、だんだん全体の総量が減っていくんだろうなと思う。
日本らしい文化もそれと同時にだんだん無くなって、ニューノーマルといえば聞こえはいいけど、輸入品が当たり前にそこにあるようになり、独自の文化は感覚的になくなってく。

きっとお菓子の種類は減らないし、食べられる量だってたかが知れてて困るわけじゃない。
ただ世界一平和な戦争がこの世から無くなってしまうかも知れないのは少し寂しい。


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