日々、迷走

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舞台 チョコレートドーナツ みた

東山紀之主演、チョコレートドーナツを観劇してきました。
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劇を見るのなんていつぶりだろう。
もちろん全員検温、アルコール手指消毒。
本当は12月初旬が初演だったはずが、舞台関係者に感染者が出て最初の方の公演はキャンセル、こけら落とし延期。
それでもそれでも、なんとかこぎつけた公演。
渋谷パルコ劇場は満員御礼でした。
正直、密な空間だったと思う。特に密集。
行くか迷わなかったかと言われれば迷ったは迷った。そこはもう、個人の線引きだとは思う。

チョコレートドーナツの原作は映画。
70年代アメリカ、育児放棄されたダウン症の子供をゲイカップルが育てようとするものの、同性愛者の偏見で養育権が裁判沙汰となる話。
そのゲイカップルを東山紀之谷原章介ダウン症の子供マルコを本当にダウン症の演者さんが演じる、という舞台でした。
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東山紀之がしっかり歌って踊って脱いでましたね。
さすが毎日1000回の腹筋をこなすだけあり、50代とは思えない肉体美。
それをほんとに惜しげも無く見せつけるダンスは印象的でした。
原作映画で予習してから行ったのだけど、台詞回しとかがかなり忠実に残してあって、映画より表現や尺に制限がある舞台でどう再現するか、ってとこは成功していたと思う。
ひとつちょっと気になったのは、谷原章介の甘噛み?言い間違い?が数回あったこと。
一緒に見てた人ともあとで「やっぱり噛んでたよね?」ってなったので、おそらく演出では無いと思うんだけど、わりと完全無欠のイメージがある谷原章介らしからぬ演技だった、、かもしれない。
役としてはハマりだったと思うけどね。
ハマり役といえば、陪審員役の高畑淳子さんもハマってました。あの感じ好きだったな。映画を超えてたかも。
マルコ役のダウン症の演者さんへの配慮とか、違った意味での舞台のあり方みたいなのを見せられた気がした。
LGBTへの配慮とか、反差別とか、偏見とか、やっとここ10年で意識が変わり始めたかなと思う。
コロナに話題も意識ももっていかれがちだけど、今この瞬間、時代に、東山紀之谷原章介の世代がこの舞台を成功させることに、意味はあると思いました。


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