日々、迷走

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【読了】地下鉄に乗って 浅田次郎

今週のお題「下書き供養」

こういうお題、助かる。。。

読書を定期的にして読了記事を書いていく予定だった記事のひとつ。

全然読書してなくて続かなかった、っていう最悪パターンです。

いつか読書もまたちゃんと習慣化したいなと思いつつ、内容忘れたら元も子もないのでここで供養・・・。

 

題名:地下鉄に乗って (めとろにのって)

著者:浅田次郎

出版:講談社文庫

分類:ファンタジー 長編小説

刊行:1994年(平成6年)

 

【あらすじ】

小さな衣料会社のアラフォー営業マン真次(しんじ)が地下鉄から過去と現在を行き来して

自分自身や周りを見つめなおすヒューマンファンタジー

 

【感想】

バッドエンドとはまた違うのだと思うが、読んだ直後の感想は、「哀しい話」だった。

主人公が過去へ行けば行くほど、物語が進めば進むほど、

主人公が望んでいない真実が明らかになっていくようで、

それでもきっと自分が主人公の立場だったとしても、主人公と同じようにふらりと過去へ行き、

主人公のような行動をし、同じような結末を辿るのだろうと、

物語の全体に妙な納得感のある作品だったと思う。

主人公は世界的企業の創始者の御曹司という立場でありながら、

行動のそこかしこに、感情の起伏に、押し付けられるほどの親近感があった。

また、遡った先の戦時中や戦後の日本についても、特に予備知識や見識がなくても

入り込める描写ばかりで、そこには浅田次郎の真髄を見たように思う。 

 

【評価】

一気読み ★★★★☆

後味    ★☆☆☆☆

 

 


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