日々、迷走

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赤ちゃんポストが話題になったらしい

テレビで赤ちゃんポストが特集になったようで、Twitter界隈でも話題になっているのを見かけた。
番組内で『赤ちゃんポストがあるからと安易に子供つくって棄てる人が出る』懸念、みたいな意見があったと見かけたけど、絶賛妊娠中の身からすると『安易に10ヶ月妊娠期を過ごす』ことがどれだけ難しいか、と思ったり。
経過が順調な妊婦でもマイナートラブル・体調不良てんこ盛りですけれども。
これ10ヶ月耐えて産みの苦しみを経て赤ちゃんポストに託す人、安易なのかなぁ…

正直自分自身も、妊娠するまでこんなに妊娠が不安定で不調なものとは理解出来ていなかった。
職場で妊娠した先輩女性を見てても、産休前ギリギリまで働くのがデフォルトだと思ってたし、望んだ妊娠ならキラキラハッピーだと思ってたし、お腹が大きくなるのも「重たそうだけどリュック前に抱えてるようなものかな」なんてそれこそ安易なイメージをしていた。
実際はとにかく不調でなるべく早く休みたいし、子供が育ってるのか・いつトラブルで大量出血や流産に見舞われるか常に不安だし、大きくなる子宮は重いだけでなく内蔵が押しのけられて苦しいし、足は鬼浮腫むしお金は心配だし職場に迷惑かけるし、、ただお腹が膨らんでポコッと生まれてハッピー、なんて単純なものじゃないって身をもって感じているところ。
赤ちゃんポストがあるからとかいう次元の不調じゃないと思うのよ、まぁ辛さは人にもよるけどさ。

その想像が出来ない人が、赤ちゃんポストがあるから安易に子供をつくる、って選択肢まではギリギリ有り得たとして、実際『棄てる』🟰赤ちゃんポストを使う事例は現実問題なかなか生まれにくいものだと思う。(『棄てる』はあくまで番組引用の言い方であり個人的に赤ちゃんポストに託す行為が棄てるとは思わんけど)
それであれば望まれない子供をつくることにならないように男女とも性教育を手厚くする(🟰安易な子作りを防止する)一方で、赤ちゃんポストみたいな存在は今まさに困ってる人に手を差し伸べる意味で個人的には賛成する。
既に困ってる人に性教育がーとか言っても仕方ないし、教育がいくらされてもこういうのは一定数起こるものは起こると思うし。
あと性教育に含むのかも知れないけど、妊娠期間や出産後のトラブルや大変なことももっと男女とも教育の機会があればいいのにと思うのよね。
妊娠期のつわり、マイナートラブル、意外と高い流産率、流産や死産時に何が行われるのか、出産時の会陰切開や帝王切開、ホルモンバランスの変化とそれによる不調や鬱、赤ちゃんの胃のサイズが小さすぎて2,3時間おきの授乳が必要でそれにどれだけ手間がかかり睡眠時間が削られるか、付き添い入院や障害児育児の大変さ等々、出産育児に向き合った(主に)母親しか知らずに葛藤するってアンフェアというか。
個々人として子供いるいないにかかわらず、ある程度生きれば後世の世代の子供に社会を維持してもらわざるを得ないのに、子供が生まれ育つ環境を知ったり整えたりしないままいるのは社会のフリーライドだと思うのよね。
全員が全員子育てしろとは思わんけど、知識として知っておき、金(税金)を出したり赤ちゃんポスト含め色んな出産育児周りの整備に理解を示せる大人がもっと増えればいいのにな。
ただこれは今自分が渦中にいるから思うだけで、喉元過ぎたらどうでも良くなってるかも知れないと自分自身が怖くもある。


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