日々、迷走

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アルバイトあれこれ ~その5:日雇いってどんな感じ?~

そもそも日雇いをアルバイトって言うのか知らないが。

第5弾として、今日は日雇いアルバイトの話。

まず簡単に日雇いの流れを説明すると、

 ① 派遣会社に登録する

 ② 電話やメール等で仕事をする日の前日や当日朝に連絡がくる

 ③ 了承する

 ④ 指定された日時に直で派遣先に行って働く

 ⑤ あとで派遣会社へ給料を取りに行く

こんな感じが多いと思う。

たまに④の仕事先で給料ももらえる場合があるけれど、普通は⑤のように後でもらいに行かないといけないんだよね。

「最短即日給与払いok!」とか日雇いの求人に書いてあったりするけれど、それは派遣会社が給与支払い日というのをあらかじめ週に3回とか決めていて(例えば月水金の14:00~18:00の間、とか)、たまたま働いた日とその支払日が被れば即日渡せるよ、っていう意味のことが多い。

 

最初からちゃんと説明すると、まず大手だと「登録会」っていうのがわりと頻繁に行われていて、電話で「登録したいんですけどー」って言うと登録会の日を指定される。

登録会は書類書いて、身分証明確認をして、挨拶しましょうとかそういうどのバイトでもある普遍的な注意されて終了。

もちろんその日に給料は出ない。

で、翌日くらいから「こんな日雇いあるんだけどやるー?」っていうメールが頻繁に来るようになるので、やるかやらないか返事する。

やるってなってから詳細が来ることもあるし、最初のメールの時点で詳細が書いてあって、「やる」って言った瞬間「じゃあ明日の朝8時よろしく」ってなることもある。

日雇い大量投入の現場だと、駅集合で、ちょっと広くなったところに並ばされて点呼とられたり。

駅に老若男女バラバラの集団が列を作って暗い顔で立ってたら、もしかしたら日雇いの行列かもしれない。

一人とか二人の場合は直で行くので、地図が読めることが日雇いの最低条件かもしれないね。。たまに入口探すの大変だったりする。

で、挨拶してやってって言われたことやって、指定の紙に「何時から何時までちゃんと働きましたよ」っていうサインや印をもらって帰る。

後日給与支払い日にその紙を登録した派遣会社に持っていくと、現金でお金がもらえる。

 

日雇いの種類は様々で、僕が覚えている限りでは、CDの商品仕分け、DVDのシール貼り、化粧品のパレット詰め、粉コーヒーの袋詰めマシーンの補充、洋服の値札つけ、シャンプーのおまけつけ、とかかなぁ。

「こんなん手作業だったんかい!」って作業がいっぱいあったね。

世の中いろいろ先進技術を駆使したマシーンがあるとは言え、そんなんをポンポン導入できるような企業は日雇い労働者なんてそもそも雇わないわけで、社会の裏側見てる気がして楽しかった。

もちろん中小企業ばかりなので、コッテコテの「ワンマン社長」とか、それだけをやらせたら神業の「スーパーエース」みたいな人もたくさん見たわ。

そういう意味では派遣先運=その日1日の運勢。

嫌な奴が現場監督とかだと、その日1日最悪だよね。まぁ1日で終わるからいいんだけどさ。

そういうとこは覚えておいて、次回からお知らせが来ても受けないようにするわけ。

あと、一緒に仕事する日雇い労働者側もやっぱり多種多様な人がいて、大学生や主婦の小遣い稼ぎから、明日の食事にも困るような自転車操業おじさんまで、話すと壮絶な人生歩んでる人が盛りだくさん。

お昼休憩で一緒になったりするとしゃべったりするんだけど、子供が二人いるお父さんとか、この日雇いのあと夜のお仕事も控えてるおねーさんとか、大学生普通にやってるだけだとなかなか会えない境遇の人がわりとオープンに話してくれたりして、「あなたは私みたいにはなっちゃだめだぞー、でもなっちゃっても意外と何とかなるぞー」って言ってくれた人とかもいた。

ビバ人生の先輩。

日雇いって、ニュースとかでしか見たことない人だと悪いイメージも多いんじゃないかと思うけど、一回やってみて損はないと思う。

すっごく安直に言うと、世界が広がる。よ。

 


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