声優の木村良平さんの話ね。
うたプリのイベントで、キャラの名前を覚えてないとかで小炎上してたやつ。
アニメ関連での炎上ってたいてい声優イベント関連だよね。
中の人などいない派にとっては「もう声優イベントなんてやめちゃえばいいのに」って思うわけだが。。(また別の火元になる発言・・・)
あれって結構いろんな炎上元があって、単純に「キャラの名前覚えてなくて残念」から「プロ意識が足りない」「その後の対応がダメ」「そもそもイベント中の態度も悪かった」等々・・・ある意味運が悪かったとも言えるかなと思う。(最後のとかは言いがかりでは・・って思っちゃうけど。見てなかったし知らないけど。)
で。
覚えてないもんはしょうがないじゃん、としか。
これ、ほかのことでもそうなんだけど、「できない」ことを「そういうもの」としてとどめておくことって、どうしてこんなに難しいんだろう。
例えば、「目が見えなくて色が分からない」ことと、「要領が悪くて仕事が進まない」ことと、「100mを10秒で走れない」ことは、根本的には同じではないだろうか。
単純にその人間に「その能力」がないってだけで、別に怒ったり、同情すべきことではないと思うのである。
今回の例も、直前までに木村さんがキャラの名前を覚えられなかった、という「事象」があっただけであって、まぁ自分の好きなキャラを覚えてもらっていない、という「残念」はあるにしても、糾弾したり、「なんでできないんだ」と他人が言うような話ではないと思う。
主人公の名前すら出てこなかったんだよ!勉強不足だ!って言うけど、記憶が数秒で消える病気の人にそれを求めないでしょ?
ある一定以上を病気とするとしても、人の記憶力の優劣なんて、足の速さや歌のうまさなんかよりも差があるもんじゃないかって。足が遅いからって、歌が下手だからって、なかなか病気ってことにはならないものね。
実際「フリ」だったみたいな発言もあったので、本当に覚えていなかったかは微妙らしいけれど、もしキャラの名前を全員分覚えることが声優の仕事の一つであるとして、覚えてなかったのなら、木村さんに仕事が入らなくなる、ただそれだけの話かと。
それは歌が下手な人が歌手になれないのと同じことだよね。
もしかしたら今回の件でイベントには呼ばれなくなるかもしれないけれど。それはそれでいいんじゃない?求められてるのそこだったってことで。
僕は声優に記憶力は求めないかもしれない。ついでに言うと顔も求めない。。
まぁあえて言うなら、イベント後に木村さん本人がそのことを言及する必要はなかったかな、とは思う。
そっとしとけばここまで炎上しなかっただろうにね。
僕も「メインじゃない仕事でこれから関わってく仕事仲間の名前をキックオフミーティングでフルネーム全員言え」って言われたら「無理!」ってなるし、人にはそれぞれ得意不得意が不公平に備わってるものだ、って思う。
記憶力なんてまだわかりやすいほうだよね。
誰にでも愛想よくできる能力とか、褒め言葉が常に頭に浮かぶ能力とかも、あれば人生生きやすいわけで。
その分出世したり、良い人生が送れたり。その逆もまたしかり。
それを言ったら「やる気」も能力。
今回の件は、単純に記憶力が弱かったのかもしれないし、覚える「やる気」に恵まれなかったのかもしれない。
単に「できなかった」「そういうもの」なだけ。
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