約10年前、僕はバンクーバーにいた。
たまたまそこで冬季五輪がその頃開催されていて、櫻井翔氏が取材に来ていた、のだと思う。
なんていうか、普通に歩いてた。
2度見して、ああ、やっぱりそうだな、と。
さすがにしばらく目で追ったけど、ボディガード？スタッフ？みたいな人達にやたら囲まれてさーっと行ってしまった。
学校に戻って、ちょうどロビーにいた韓国人の友人に「今、日本のアイドルの櫻井翔とすれ違ったわ」と言ったら彼女が実は熱烈な嵐ファンということが発覚し、「え？嘘？どこで？ロブソン？ロブソン？」とメインストリートの名前を連呼しながら今にも飛び出しそうな勢いを見せた。
いやもうさすがにいないって、と止めた。
記憶力が壊滅的な僕が未だにメインストリートの名前を覚えているのはひとえに彼女のロブソンパニックのお陰である。
国境を越えた嵐の人気ぶりすげぇ。
という他愛のない落ちもない話なんだけど、櫻井翔氏、今日誕生日なんだよ。おめでとうございます。
そして特に櫻井翔のファンという訳でもない僕が彼の誕生日をなぜ知っているかというと僕も今日誕生日だからです。ありがとう。
学生時代、これもまた熱烈な櫻井翔ファンのクラスメイトに「翔くんと誕生日同じなの？！ずるい！誕生日交換して！！」と謎の捲し立てを受けたので覚えている。
櫻井翔氏がらみで僕の周り大騒ぎしすぎじゃないかね。
Twitterのトレンドになるほど祝われている櫻井翔氏と比較するのもおこがましいが、こちとら今日このまま誕生日の24時間誰とも話さず終わるであろう惨めさに死にたくなる。
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