おっと、罪の香り
藤井風 罪の香り
藤井風さんも最近かなりhotなアーティストよね。
オリジナリティがあって声がよくて歌がうまくて英語ペラペラでピアノも弾ける、ほんと天は二物も三物も…というのはさすがに凡愚な表現が過ぎるけれど、Wikipediaの「父親が2010年頃時点で"youtubeが流行る"と予期していた」っていう記述でもう「解散!」って気分にはなりました。
その才能なり環境なりを十分に生かして(もちろん努力もして)アーティスト活動をして平凡な一般民衆を楽しませてくれているのだから感謝すべきことよね。
みたいな方向性の感情を抱きやすい曲が多いと思う、藤井風さん。
この「罪の香り」も、たぶんほかの人が歌うともっとエロっぽかったり、グロっぽかったり、とにかく卑近になりそうなところが、どうにも品位を保っているというか、隠し切れない育ちの良さみたいなのを感じる。
昭和っぽい重厚なストリングスも、さらりとした歌い口と軽薄な歌詞でバランスがとれていると思う。
そして特徴的な発音…簡単にはカバーさせないぞ、カラオケでも歌わせないぞといわんばかりと言うか。
まぁそれもきっと、意識してというよりは単に彼のセンスの賜物なだけだろうなぁ。
他の何かに染まらずに、このまま彼の音楽を貫いてほしいと思うアーティストの一人。
Sponsored Link