日々、迷走

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【映画】正欲 みた

出演:稲垣吾郎新垣結衣 原作:朝井リョウ 監督:岸善幸

全然前情報なしで、時間があいたので見に行きました。ガッキー好きだし。

原作読みたくなったな。いい映画だったと思う。

(以降ネタバレ注意)

なんかちゃんと「現代」な映画だなと思った。(原作は2021年の本らしい)

特に稲垣吾郎演じる「寺井家」の様子が、たまにTwitterで見かけるような核家族の空気感が出ていた気がした。

不登校youtubeの発信を始める小学生の息子、息子が人生の中心の母親、昭和親父ほど頑固ではない中途半端な父親。

こまいけど、夕飯としてレトルトが1品だけ出てくるとことかなんか「なるほど」って思っちゃったなぁ。

まぁ中途半端とは書いたもののこの父親は不憫だなと思ったけどね。

ちゃんと仕事して家計支えて(妻は専業主婦のように見受けられた)、家が汚くても夕飯が質素でも文句ひとつ言わず、ヒステリックになった妻が若い男に助けを求めて家にも上げて、最後も筋としては通ってる意見をもっているのに子供にも嫌われて調停。

きっと離婚して子供にも会えず養育費だけ払うことになるんだろうし、日本中にこういう「明白なオオバツはないが調停離婚になった父親」が実在しそう。

桐生さん(ガッキー)と佐々木くん(佐藤寛太)の「性癖」や関係性も、実際いてもおかしくないよなぁと思える表現になっていて、起こる事件なども自然というか、無理のない構成だったと思う。

正直大学生のふたりのくだりはちょっとよく分かんなかったけど。

え、普通にストーカーやん、怖、しか感想出なかった(浅)

もしかすると、水、っていうある意味清純ぽい性癖が一番の「フィクションらしさ」だったのかもしれないな。現実はこんなに綺麗じゃないぞ、と。

見応えあるいい映画だったと思う。


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