思い出話がふとよみがえったから書く。
なんの生産性もない雑談だから、暇な方はどうぞ。(いつもそうか)
昔々、パソコンとネットワーク関連に詳しい友人がいた。
名前の頭文字でSとする。
同い年で、残念ながら高校生の時に亡くなったので当時の自分にはSがどれくらい詳しかったのかわからないまま別れを告げることになってしまったが、その技術を利用してなのか、一般サラリーマン家庭の高校生にしては妙に金回りがよかったのを覚えている。
そんなS(と自分も)が中学生、確か一年のときの話だ。
まだそこまで圧倒的にITスキルがあったわけではなく、どちらかというと最初はプラモデル感覚で自作PC作りたい!みたいなことをやっていた。
もちろん当時モニタはブラウン管、メモリもちょびっとしかつめなかったし、とにかくばかでかくで暑かった。
そしてその自作PCで、最初にSが得意げに見せてくれたプログラムが、「ウィンドウ乱立プログラム」である。
このプログラム、当時もう別の人が作って存在していた(と思う)し、今でもたまに話題になったりする、キーボードを適当にがちゃがちゃ打つとウィンドウが次々立ち上がり、特定のキーを押すと事前に入れておいた算式の解とかが出るやつだ。
この動画のはかなりGUIが進化しているけれど、Sのやつは最初にアイコンをダブルクリック(なぜかアイコンはフォルダアイコンだった)、立ち上がったコマンドプロンプト的なとこに計算式を入れ、一度エンター、そのあと好きなだけエンター以外のキーをガチャガチャ押して楽しんで(ウィンドウは出るだけ出て、消えたりはしなかったと思う)、最後もう一度エンター(ッタ ーン)で終了、最初のコマンドプロンプトの次の行に計算式の答えが出るしくみだった。(と思う。)
しかもこのプログラム、1桁もしくは2桁の足し算限定で、99+99以上をやろうとすると桁あふれが発生する素敵仕様だった。(このへんの仕様も今となってはあやふや。256とかだったかも。。)
とりあえずウィンドウを出すスキルはあるのに出来上がりが妙に低スペックで大爆笑したものだ。
今考えてみれば、Sはプログラミングが得意分野ではなかったし、逆にインターネットがそこまで発達していなかった当時からネットワークの知識が豊富だったから、どっかかの拾い物だったような気もする。
ていうかよくよく考えてみればPCの自作もその時点で完成していたか怪しい。
win95の激遅iplもよく体感したし・・・。
人間の記憶はあいまいだね。
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