日々、迷走

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あけましておめでたいか?

そろそろ明けて7日にもなるのでちょっとひねくれた話を。

どうも個々人で「あけましておめでとう」と言うのが苦手である。

理由は自分でわかっていて、あけましておめでとうと声をかける相手に、昨年亡くなった人が身近にいるかもしれないと思うから、である。

自分も一度そういう経験があって、しかも命日が12月だったものだから、どうしても「おめでとう」と言う気になれなくて、それでも屈託なく「あけましておめでとう」と言ってくる事情を知らない知人達に、理不尽に率直な嫌悪を覚えていた。

もちろん彼らに落ち度は一切なくて、僕の嫌悪はひとりよがりで馬鹿げていると言えばそれまでなのだけれど、あの感覚を新年にな るたびに思い出して、どうしても自分から言い出せずに、そろそろ10年くらい経ったね。長いね。

別の年で職場の上司が母親を亡くしたことがあって、その人も翌年「あけましておめでとう」を明らかに(と僕には感じたけれど他の人は気づかなかったかもしれない)避けていて、やっぱりそうだよなぁと上塗りされたこともあった。

若干不謹慎厨入ってるけどね。

おめでたくない人の気持ちも考えて!って。

公共電波とかで「あけましておめでとう」って言わなくなったら本当に世も末だと思う。

まぁその点年末の「良いお年を」はいいよなぁ。

その年がどうだったであろうと、来年はきっと良い年を迎えてくださいね、って良い言葉だよ、まったく。

明けましておめでとう も、「自分の知らない相手の不幸の有無なんぞ気にせず、自分がおめでたい年を迎えられればおめでとうと言えばいいし、不幸があって言いたくなければ「今年もよろしく」とだけ言っておけばいい。おめでとうが返ってこなくても気にすることではない」ってのがたぶん「正しい」のだとは思う。

誰もがおめでたい年を毎年毎年迎えられるわけではなくて、それでも新年はおめでたいものとして、みんなでお祝いして挨拶するものなんだよね。

日本独特の繊細な感覚を大切にしつつ、おめでとうと言える年は挨拶として新年をお祝いしていきましょう。

ってことで、来年には忘れていてくれ。

 

あけましておめでとう。


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