実はこの記事のドラフトを書いたのは1年以上前で、色々考えては保存し、upするか悩んだりしてた。
いや、大した話じゃないんだけどね。
なんと言っても書き始めが、
「以前会社で受けさせられた研修で、仕事に行くのが楽しみでしょうがなくなるのが理想!みたいなこと語ってるイケイケ系の講師がいたけど、テレビで大活躍のげーのーじんでさえ仕事行きたくないときあるって言ってんのに一介のサラリーマンが楽しくなるわけがないよね。」
っていうはじまりで、最近仕事が楽しくてしょうがない身としては、1年ちょっとで変わるもんだな~、とか。
一年前は当時の職場に怒りを込めて書いた話でもあったんだけど、今なら客観的に書けそうなので軽い気持ちであげてみる。
仕事を休む権利と働く義務の話。
具体的には有給休暇。
日本の有給休暇取得率は世界最下位って話はよく聞くけれど、実際日数でいうとどれくらいとってるかと言うと、だいたい7~9日程度なんだそう。
有給休暇支給日数の平均が18日くらいなんだそうなので、取得率としては約5割弱ってことになる。
夏休みを有給休暇消化とするかどうかも会社によっては違うけれど、夏休みを5日含むとして、年間で有休を9日取ったとすると、残りは4日。
四半期(3ヶ月)に1回休む程度ってことだね。
そう考えるとさすがに少ないよなとは思う。
ただ、自分の親とかみてると3ヶ月に1回も有休とってたか?って気もする。
よくいる仕事人間のサラリーマンだからね。
で。
当時会社に、とんでもなく休みまくるおっさんがいた。しかも複数。
前も書いたけどSEには自分の会社で働かず、アウトソーシングでお客様先に常に出ている、という人も多くて、その休みまくりのおっさんたちは、休みながらも自社に休暇と申請しない、という方法で、明らかに有休の数以上休んでいた。
普通に家族もいる人とかだったので、お父さんがめちゃめちゃ家にいる感じ。いや、実際ずっと家にいたかはわからんけど、朝とかは毎朝寝坊だったと思う。
当時はリーダーもめちゃくちゃで、見ないふりして放置してたから余計ちゃんと来ている人にとってはフラストレーション溜まってた。
まぁ単純にその分の仕事余計にやらされるわけだからね。
ごくごく普通に仕事しているだけなのに、そういうおっさんとはどんどんスキルの差とかお客様の信用の差がついていき、いつまでたっても仕事ができなくて年次だけが高いおっさんに気を散らされていたな、と、今では思う。
その人は極端な例としても、有休をフルフル使うことが許されるか、というところも、僕としてはグレーかなと。
もちろん有休は使う権利があるし、結果的に持ち越しゼロで使い切るのもアリだとは思ってるんだけど、例えば1月に更新されるとして3月までに20日全部使います、とかだとちょっと「えぇー」って感じたり。(産休とつなげるとか特殊な場合は除いてね)
そんなんコミュニケーションだから、その間その仕事フォローする人ときちんとネゴっていれば何とも思わないところを、「それが権利だから!」っつってあたりまえみたいに休むと「え」って思うのかもしれない。
あと結局その後10月とかになって「休みがない」とかぐちぐち言ったり、風邪ひきましたー、と欠勤したり。
この話は前も書いたけど、僕は病気特権反対派。
病気になること自体が悪いとか言う意味ではなくて、病気だから収入が悪くなったり、病気が原因で職を失うことは、あたりまえだと思っている。
体質はしょうがない、って言う人もいるけど、それだったら、頭が悪いのはしょうがないから希望すれば誰でもNASAに入れてよ、っていってるのと同じだと思うの。
その仕事ができないのが体質のせいなのは、その人のポテンシャルであって、無理に考慮すべきところではない。
だからって本当に生きていけないのは困るから、行政やボランティアみたいな、非営利機関でサポートはすべきだとも思うけどね。まぁこのへんのバランスは難しいよね。
だいぶ話はそれたけど、会社に雇われている大多数の人は、少なくとも日本では法律上有休をとる権利と働く義務があって、会社が想定しているバッファの中で調整するべきなのかな、とか。
少なくとも変則的な取り方をするなら、仕事が寄ることになる同僚とか上司にはよくよくネゴったほうがいいし、新入社員とかは、できれば変則的に見えない、「うまい」取り方を覚えた方がいい。
いつのまにか使い切って年度が終わってるー、的な。
ああ、とても、ブラックな日本人思想かね、これは。
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