いままで、あまり突飛なことはしない人生だったなと思う。
親や周りが提示してくれた選択肢の中から、適当にフィーリングで選んできた。
学校も、進路も、部活も学部も就職も転職も、なんとなく、「そこにある中から」選んできた気がする。
失敗した選択もあったし、「なんで面倒な方を選んでしまったんだろう」って思うこともあった。
けど、自分で選択肢を作り出したとか、見つけ出したとか、そういうことって一度もなくて、なんとなく目の前に並べられた中から選んできた感が強い。
彼氏もそうだった。
自分から好きになって告白したことはなくて、彼のほうからアプローチされて、なんとなくこちらも好きになって、だいたい振られて終わった。
今、婚活も同じようなことになってて、なんだかなぁって思う。
一応こちらからも、アプローチ？というか、アプリでいうところの「いいね」を送ったり、相談所でいうところの「紹介依頼」をかけたりはしているけれど、箸にも棒にもかからない。
ただし、ありがたいことに向こうからもそれなりにくるので、その中からいいなぁと思った方を選ぶ、みたいな「作業」になりつつある。
なんかでも、これでいいのかなぁって。
きっとまた、十分にこちらが好きになれないまま、幻滅されて終わる気がする。
もしくは、うまくいって結婚したとしても、やっぱり「並べられた中から選んだ」人生のイベントの一つに成り下がる気がする。それって相手にとても失礼。
同期とかで、今までのキャリアを全部捨ててワーホリに行きましたとか、思い切って起業しましたとか、全然違う職種に挑戦してますとか、大恋愛して専業主婦になりましたとか、なんかそういう「選び取った感」？がある人生を持っている人、それなりにいるわけで。
流されるように生きることに、疑問が沸く。
そんな婚活をしている。
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